お弁当には必需品「冷凍食品」
冷凍食品は、水分や油脂が凍結・凝固する程の低温にすることで微生物の活動を抑え、長期間にわたって保存できるのが特徴である。調理済みないしは下ごしらえ済みであるため調理の省力化に役立つことから、飲食店から一般家庭まで広く普及している。また、冷凍時に急速冷凍することで食品の鮮度を保つように配慮されており、長期間、いつでも新鮮な状態を味わうことが可能である。
※社団法人日本冷凍食品協会によるとマイナス18℃以下であれば製造後1年程度保存可能である。
商品としては野菜・果物・魚介類などの下ごしらえ済み食材のほか、フライ・うどん・ピラフ・ピザといった調理済みで後は盛り付けるだけの料理など、バリエーションに富む。また近年では電子レンジの普及に伴い、盛り付け済みで専用容器付きの冷凍食品も多数存在しており、これらは多忙な現代にあって重宝されている。中には常温や冷蔵庫で解凍するものもあり、正しく解凍すれば、非冷凍の食材・料理と見分けが付かない場合もある。
最もこれらを消費しているのはアメリカ合衆国である。同国内ではスナックフード・軽食、果てはランチやディナー向けなど、様々なニーズに対応した製品も多く、紙箱を冷凍庫から取り出し、電子レンジに入れて指定の時間温めれば、あとは蓋を開くだけでステーキやポテトサラダ、パンにデザートまでが、プラスチック製の付属フォークとナイフで食べられる製品まで存在する。
しかし一方で、2007年には赤福餅の冷凍保存による製造日偽装が発覚するなど、保存技術を悪用した事件も起きている。なお一定段階まで調理された冷凍食品では原材料の安全性の問題や生産国に連動して不信感を招くこともある。日本では日本冷凍食品協会調べで2006年度の調理済み輸入冷凍食品が前年度比100%を超える急成長市場にあるが、これは日本国内の食料需要でも少なからぬ地位を輸入調理済み冷凍食品が得ている半面、中国産食品の安全性のような問題に連動して、問題のある製品が流通後に回収される騒動もあり、2008年1月末にも日本各地で販売された中国製冷凍餃子から有害物質が検出され中毒者が出る騒動も起こっている。この冷凍餃子事件をきっかけに、冷凍餃子の売り上げが激減するなどの事態が起こった。
冷凍食品の市場は飽和状態にあり、スーパーなどの小売店では、数年前に比べて頻繁に5割引などの割引セールを実施している。安くておいしい冷凍食品を取り入れることで、より生活は便利になること間違いなし。